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目次
ワゴンRのエンジン故障・不動で、処分費を払う前に確認すること

愛車のワゴンRから「ガラガラ」「カンカン」と激しい異音がして、ついにエンジンが動かなくなってしまうと本当に焦りますよね。ディーラーや近くの整備工場にレッカーで運び込んだものの、整備士から「タイミングチェーンの不具合で修理に15万円以上かかります」と言われて絶望した方も多いはずです。
年式が古くなってきた軽自動車に15万円もの高額な修理代を払うのは、正直なところ勿体ないと感じるのが普通です。かといって「修理しないなら廃車にするしかありませんね。処分費用とレッカー代で3万円ほどかかります」と言われ、そのまま言われるがままお金を払おうとしていませんか?ここで一回止まって、冷静に考えてみてください。いま処分費の見積もり、そのまま払う気ですか?
エンジンが壊れていてもワゴンRには価値が残る
結論から言うと、エンジンが完全に故障して動かないワゴンRであっても、処分費用を払って捨てる必要はありません。なぜなら、ワゴンRは日本中で圧倒的な台数が走っているため、中古の部品(リサイクルパーツ)としての需要が凄まじく高いからです。
たとえエンジン本体が壊れて動かなくても、車には使えるパーツがたくさん残っています。壊れていないトランスミッション、エアコンのコンプレッサー、左右のドアやボンネット、ライト類、さらには触媒に含まれる貴重な金属資源など、パーツ単位で分解すれば十分に値段がつくのです。
処分費を払うどころかお金が戻ってくるケースも
ディーラーは「新車や中古車を売る場所」であって、壊れた車を細かく解体してパーツとして再利用するルートを持っていません。そのため、動かない車は単なる「ゴミ」として扱われ、レッカー代や廃車手続きの代行手数料を請求されてしまいます。
しかし、事故車や不動車を専門に扱う買取業者に相談すれば、処分費用が無料になるだけでなく、車本体のパーツ価値として数万円の値がつくことがよくあります。高額な修理費に悩んでそのまま捨てるくらいなら、価値が残っているうちに専門業者へ査定を頼むのが損をしにくい選び方です。
ディーラーと事故車専門店の費用・対応の比較
エンジンが動かなくなったワゴンRを処分しようとしたとき、どこに相談するかで手元に残るお金には大きな差が生まれます。一般的なディーラーと、不動車を専門に扱う買取業者では、受け入れ体制や費用の仕組みが根本的に異なるからです。
ディーラーに引き取りを頼むと、自走できない車を運ぶための専用レッカー代や、陸運局での廃車手続きを代行するための費用がしっかり請求されます。一方で、事故車・不動車専門の買取店は、動かない車を自社で運ぶ専用の積載車を持っているため、引き取り費用を無料に設定していることがほとんどです。
引き取り費用と手元に残るお金の比較
具体的にどれくらいの金額差が出るのか、わかりやすく表にまとめました。ディーラーに頼んだ場合と専門業者に頼んだ場合の内訳を比べてみましょう。
| 比較項目 | ディーラーに廃車依頼 | 事故車専門店に買取依頼 |
|---|---|---|
| レッカー引き取り費用 | 10,000円〜20,000円の支払い | 0円(無料引き取り) |
| 廃車手続きの代行手数料 | 10,000円〜15,000円の支払い | 0円(無料代行) |
| 車本体の査定価格 | 0円(値段がつかない) | 10,000円〜5,000円以上の買取 |
| 手元に残る最終金額 | 約20,000円〜35,000円のマイナス | 10,000円〜5,000円以上のプラス |
※実際の査定額や引き取り費用は、地域や車の詳しい状態によって変動します。確定した金額を保証するものではありません。
表を見てもわかる通り、ディーラーに頼むとお金をむしり取られる形になりますが、専門業者に頼めば逆に現金を受け取ることができるのです。この差額は数万円にもなるため、知らずにディーラーの言いなりになると大損をしてしまいます。
なぜ壊れたワゴンRに専門業者は値段をつけられるのか
「でも、エンジンが動かない車なのに、なぜお金を払ってまで買い取ってくれるの?」と疑問に思いますよね。その理由は、ワゴンRという車種の特性にあります。ワゴンRは軽自動車の中でもトップクラスの普及台数を誇るため、全国の整備工場から「安く修理するために中古のパーツが欲しい」という注文が常に殺到しているからです。
特にワゴンRのオートマミッションやターボチャージャー、状態の良い外装パネル、さらには触媒コンバーターに含まれるプラチナやパラジウムといったレアメタルは、単体で非常に高く取引されています。専門業者は買い取ったワゴンRを自社工場で細かく分解し、これらの部品を再販するルートを持っているため、エンジン不動の車であっても最低買取保証をつけて買い取ることができるのです。
戻ってくる税金・保険料の詳しい仕組み
ワゴンRを手放すときに忘れてはいけないのが、すでに前払いしている税金や保険料の解約手続きです。車を処分・売却すると、まだ使っていない期間分の税金や保険料が「戻ってくるお金」として手元に返ってきます。
難しく考える必要はありません。1年分や車検費用としてまとめて払ったお金を、使わなかった月数の分だけ日割り・月割りで返してもらうだけのシンプルな仕組みです。ただし、手続きのやり方や売るお店によって、この「戻ってくるお金」の扱いが変わるため注意が必要です。
戻ってくる3つのお金の内訳
車を廃車にするときに戻ってくるお金には、主に以下の3つがあります。それぞれの特徴と戻ってくる考え方を覚えておきましょう。
- 自動車税(軽自動車税):毎年4月時点の所有者に1年分が課税される税金です。
- 重量税(自動車重量税):車検を受けるときに、次の車検までの期間分をまとめて払う税金です。
- 自賠責保険料:法律で加入が義務付けられている強制保険の費用です。
軽自動車であるワゴンRの場合、普通車とは少しルールが異なる部分があります。例えば、軽自動車税は年度の途中で廃車にしても途中で戻ってくる仕組みがありません。しかし、車検が残っている場合に必要な「重量税」と「自賠責保険料」については、解約することで残りの期間に応じたお金がしっかり戻ってきます。
具体的にいくら戻ってくる?計算の考え方
例えば、ワゴンRの車検がまだ1年間(12ヶ月)残っている状態で、エンジン故障により不動となり廃車手続きを行ったとします。この場合、陸運局で解約の手続きが完了した翌月からの月数分が手元に戻ってきます。
重量税が残り12ヶ月分あれば約3,300円、自賠責保険料が残り12ヶ月分あれば約5,000円〜6,000円程度が戻ってくる計算になります。合計すると、およそ8,000円から1万円前後の現金が戻ってくることになるのです。車検の残りが長ければ長いほど、戻ってくるお金の額は大きくなります。
壊れたワゴンRはディーラーの言いなりで処分せず、戻ってくるお金と部品の価値を正しく評価してくれる買取専門店に任せるのが得する鉄則です。
ここで一つ大きな注意点があります。ディーラーや一部の買取業者に処分を任せると、「廃車手数料と相殺しておきました」と言われて、本来戻ってくるはずのお金をうやむやにされてしまうケースがあるのです。査定を受けるときは「査定額の中に、重量税や自賠責保険の戻ってくるお金が含まれているか」を必ず確認してください。
廃車・買取に必要な書類リストと注意点
動かないワゴンRを買い取ってもらったり、廃車にしたりするためには、いくつかの書類を準備する必要があります。「車の手続きって難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的には車の中に保管されている書類と、市役所や役場で手に入る書類を揃えるだけなので安心してください。
必要な書類が手元に揃っていないと、スムーズに引き取りや買い取りをしてもらえません。特にエンジンが壊れて動かない車は、長期間駐車場に置いておくだけでも邪魔になってしまうため、早めに書類を準備しておきましょう。
ワゴンRの買取・廃車に必要な基本書類
一般的な軽自動車の買取や廃車手続きで必要となる書類は以下の通りです。基本的にはこれらを揃えて業者に渡すだけで、面倒な陸運局での手続きは業者が代行してくれます。
- 自動車検査証(車検証):車のダッシュボードに入っている最も重要な書類です。
- 申請依頼書:手続きを業者に委任するための書類で、自身の認印を押印します。
- 自賠責保険証明書:車検証と一緒に保管されていることがほとんどです。
- 所有者の印鑑(認印で可):軽自動車の場合は実印ではなく認印で手続きが可能です。
- リサイクル券(預託証明書):購入時にリサイクル料金を払ったことを証明する券です。
軽自動車は普通車と違って「印鑑証明書」が必須ではありません。認印で手続きができるため、書類集めのハードルはかなり低いと言えます。
名義が自分と違う場合や書類を失くしたときの準備
車検証を確認したときに、所有者の欄が自分ではなく「スズキ販売店」や「ローン会社」になっている場合は注意が必要です。残クレやローンがまだ残っているか、完済していても名義変更をしていない状態です。この場合、そのままでは売却できないため、ローン会社から「所有権解除」という書類を取り寄せる必要があります。
また、「車検証やリサイクル券を無くしてしまった!」という場合でも諦める必要はありません。車検証は管轄の軽自動車検査協会で再発行が可能ですし、リサイクル券はインターネットの「自動車リサイクルシステム」のサイトから「預託状況等」の画面を印刷すれば代用できます。困ったら自分で悩まず、買取業者の担当者に「車検証を失くした」と正直に相談すれば、再発行の手順を優しく教えてくれます。
事故・不動のときにやってはいけないNG行動
ワゴンRのエンジンから変な音がして動かなくなったり、事故で動けなくなったりしたとき、焦ってやってしまいがちな「NG行動」があります。知識がないまま間違った対応をしてしまうと、直るはずだった場所まで完全に壊れて修理費が跳ね上がったり、火災などの重大な事故につながったりして大変危険です。
自分なら先にこれを聞いてリスクを回避します。愛車が不動になった直後、パニックにならずに安全を確保するためにも、絶対にやってはいけない4つの行動をしっかり頭に入れておきましょう。
無理にエンジンをかけ直そうとするのは絶対にNG
エンジンから「ガラガラ」と異音がして止まったあと、「もう一度かからないかな?」と何度もセルモーターを回して無理に始動しようとする人がいます。これは絶対にやってはいけません。タイミングチェーンがずれていたり、オイル不足でエンジン内部の金属が焼き付いている場合、無理に動かそうとするとエンジンブロック自体が突き破れ、完全に復元不可能な状態に破壊されます。
また、事故などで衝撃を受けた車の場合、配線が破れてショートしている危険性があります。その状態で無理に鍵を回したりスタートボタンを押したりして通電させると、火花が散ってガソリンに引火し、車両火災を引き起こす恐れがあり非常に危険です。動かなくなったら素直に鍵を抜き、二度とエンジンをかけないのが鉄則です。
長期間の放置や勝手な解体も損をする原因に
「どうすればいいかわからないから」と、動かないワゴンRを月極駐車場や自宅の庭に数ヶ月も放置するのもNGです。車は動かさなくても、所有しているだけで毎年の軽自動車税がかかり続けます。さらに、バッテリーが完全に上がってタイヤの空気も抜け、足回りがサビついて固着すると、引き取り用のレッカー車に乗せることすら難しくなり、余計な作業費用を取られることになります。
また、自分でパーツを売ろうとして無資格で車を解体するのも法律(自動車リサイクル法)で禁止されています。パーツを外した後の「ガラ(ゴミ)」だけが残ってしまうと、買取業者も引き取りを拒否するようになり、結果として処分費が高額になってしまいます。動かなくなったら何も触らず、そのままの状態でプロに査定を頼むのが最も損をしない方法です。
よくある質問(FAQ)
Q1. エンジンが全くかからず、自宅ガレージから動かせないワゴンRでも買い取ってもらえますか?
はい、問題なく買い取ってもらえます。事故車や不動車を扱う専門業者は、ワイヤーで車を引っ張り上げるウインチ機能がついた専用の積載車で引き取りに来てくれます。タイヤが回る状態であれば、エンジンがかからなくてもスタッフがスムーズに作業を行ってくれます。ガレージ前の道路が極端に狭い場合などは、事前にレッカー車が入れるか業者に伝えておくと安心です。
Q2. タイミングチェーンの故障で「修理費15万円」と言われました。査定費用や処分料は本当に0円ですか?
専門業者であれば、査定費用や廃車手続きの代行料、レッカー費用などを請求されることは基本的にありません。修理に15万円かかる状態であっても、ワゴンRはドアやライトなどの外装品、ミッション、触媒などのパーツ単体に価値があるため、処分料がかかるどころか買取金額として現金が手元に残るケースがほとんどです。不安な場合は「追加費用が一切かからないか」を契約前に確認しておきましょう。
Q3. ワゴンRの車検証を失くしてしまいましたが、動かない状態でも買取査定や引き取りは頼めますか?
車検証を紛失していても、買取や廃車の手続きを進めることは可能です。軽自動車検査協会で車検証の再発行手続きを行うか、業者に再発行の手続きを委任することで対応してもらえます。手続きには登録番号(ナンバープレートの番号)や、所有者の氏名・住所が必要になります。車検証がない場合でも諦めずに、まずは査定を申し込む際に「車検証を紛失している」と業者へ相談してみてください。
” text=”ワゴンRがエンジン故障で動かない!廃車費用を払わずに得する買取査定のやり方 ワゴンRのエンジン故障・不動で、処分費を払う前に確認すること 愛車のワゴンRから「ガラガラ」「カンカン」と激しい異音がして、ついにエンジンが動かなくなってしまうと本当に焦りますよね。ディーラーや近くの整備工場にレッカーで運び込んだものの、整備士から「タイミングチェーンの不具合で修理に15万円以上かかります」と言われて絶望した方も多いはずです。 年式が古くなってきた軽自動車に15万円もの高額な修理代を払うのは、正直なところ勿体ないと感じるのが普通です。かといって「修理しないなら廃車にするしかありませんね。処分費用とレッカー代で3万円ほどかかります」と言われ、そのまま言われるがままお金を払おうとしていませんか?ここで一回止まって、冷静に考えてみてください。いま処分費の見積もり、そのまま払う気ですか? エンジンが壊れていてもワゴンRには価値が残る 結論から言うと、エンジンが完全に故障して動かないワゴンRであっても、処分費用を払って捨てる必要はありません。なぜなら、ワゴンRは日本中で圧倒的な台数が走っているため、中古の部品(リサイクルパーツ)としての需要が凄まじく高いからです。 たとえエンジン本体が壊れて動かなくても、車には使えるパーツがたくさん残っています。壊れていないトランスミッション、エアコンのコンプレッサー、左右のドアやボンネット、ライト類、さらには触媒に含まれる貴重な金属資源など、パーツ単位で分解すれば十分に値段がつくのです。 処分費を払うどころかお金が戻ってくるケースも ディーラーは「新車や中古車を売る場所」であって、壊れた車を細かく解体してパーツとして再利用するルートを持っていません。そのため、動かない車は単なる「ゴミ」として扱われ、レッカー代や廃車手続きの代行手数料を請求されてしまいます。 しかし、事故車や不動車を専門に扱う買取業者に相談すれば、処分費用が無料になるだけでなく、車本体のパーツ価値として数万円の値がつくことがよくあります。高額な修理費に悩んでそのまま捨てるくらいなら、価値が残っているうちに専門業者へ査定を頼むのが損をしにくい選び方です。 ディーラーと事故車専門店の費用・対応の比較 エンジンが動かなくなったワゴンRを処分しようとしたとき、どこに相談するかで手元に残るお金には大きな差が生まれます。一般的なディーラーと、不動車を専門に扱う買取業者では、受け入れ体制や費用の仕組みが根本的に異なるからです。 ディーラーに引き取りを頼むと、自走できない車を運ぶための専用レッカー代や、陸運局での廃車手続きを代行するための費用がしっかり請求されます。一方で、事故車・不動車専門の買取店は、動かない車を自社で運ぶ専用の積載車を持っているため、引き取り費用を無料に設定していることがほとんどです。 引き取り費用と手元に残るお金の比較 具体的にどれくらいの金額差が出るのか、わかりやすく表にまとめました。ディーラーに頼んだ場合と専門業者に頼んだ場合の内訳を比べてみましょう。 比較項目 ディーラーに廃車依頼 事故車専門店に買取依頼 レッカー引き取り費用 10,000円〜20,000円の支払い 0円(無料引き取り) 廃車手続きの代行手数料 10,000円〜15,000円の支払い 0円(無料代行) 車本体の査定価格 0円(値段がつかない) 10,000円〜5,000円以上の買取 手元に残る最終金額 約20,000円〜35,000円のマイナス 10,000円〜5,000円以上のプラス ※実際の査定額や引き取り費用は、地域や車の詳しい状態によって変動します。確定した金額を保証するものではありません。 表を見てもわかる通り、ディーラーに頼むとお金をむしり取られる形になりますが、専門業者に頼めば逆に現金を受け取ることができるのです。この差額は数万円にもなるため、知らずにディーラーの言いなりになると大損をしてしまいます。 なぜ壊れたワゴンRに専門業者は値段をつけられるのか 「でも、エンジンが動かない車なのに、なぜお金を払ってまで買い取ってくれるの?」と疑問に思いますよね。その理由は、ワゴンRという車種の特性にあります。ワゴンRは軽自動車の中でもトップクラスの普及台数を誇るため、全国の整備工場から「安く修理するために中古のパーツが欲しい」という注文が常に殺到しているからです。 特にワゴンRのオートマミッションやターボチャージャー、状態の良い外装パネル、さらには触媒コンバーターに含まれるプラチナやパラジウムといったレアメタルは、単体で非常に高く取引されています。専門業者は買い取ったワゴンRを自社工場で細かく分解し、これらの部品を再販するルートを持っているため、エンジン不動の車であっても最低買取保証をつけて買い取ることができるのです。 戻ってくる税金・保険料の詳しい仕組み ワゴンRを手放すときに忘れてはいけないのが、すでに前払いしている税金や保険料の解約手続きです。車を処分・売却すると、まだ使っていない期間分の税金や保険料が「戻ってくるお金」として手元に返ってきます。 難しく考える必要はありません。1年分や車検費用としてまとめて払ったお金を、使わなかった月数の分だけ日割り・月割りで返してもらうだけのシンプルな仕組みです。ただし、手続きのやり方や売るお店によって、この「戻ってくるお金」の扱いが変わるため注意が必要です。 戻ってくる3つのお金の内訳 車を廃車にするときに戻ってくるお金には、主に以下の3つがあります。それぞれの特徴と戻ってくる考え方を覚えておきましょう。 自動車税(軽自動車税):毎年4月時点の所有者に1年分が課税される税金です。 重量税(自動車重量税):車検を受けるときに、次の車検までの期間分をまとめて払う税金です。 自賠責保険料:法律で加入が義務付けられている強制保険の費用です。 軽自動車であるワゴンRの場合、普通車とは少しルールが異なる部分があります。例えば、軽自動車税は年度の途中で廃車にしても途中で戻ってくる仕組みがありません。しかし、車検が残っている場合に必要な「重量税」と「自賠責保険料」については、解約することで残りの期間に応じたお金がしっかり戻ってきます。 具体的にいくら戻ってくる?計算の考え方 例えば、ワゴンRの車検がまだ1年間(12ヶ月)残っている状態で、エンジン故障により不動となり廃車手続きを行ったとします。この場合、陸運局で解約の手続きが完了した翌月からの月数分が手元に戻ってきます。 重量税が残り12ヶ月分あれば約3,300円、自賠責保険料が残り12ヶ月分あれば約5,000円〜6,000円程度が戻ってくる計算になります。合計すると、およそ8,000円から1万円前後の現金が戻ってくることになるのです。車検の残りが長ければ長いほど、戻ってくるお金の額は大きくなります。 壊れたワゴンRはディーラーの言いなりで処分せず、戻ってくるお金と部品の価値を正しく評価してくれる買取専門店に任せるのが得する鉄則です。 ここで一つ大きな注意点があります。ディーラーや一部の買取業者に処分を任せると、「廃車手数料と相殺しておきました」と言われて、本来戻ってくるはずのお金をうやむやにされてしまうケースがあるのです。査定を受けるときは「査定額の中に、重量税や自賠責保険の戻ってくるお金が含まれているか」を必ず確認してください。 廃車・買取に必要な書類リストと注意点 動かないワゴンRを買い取ってもらったり、廃車にしたりするためには、いくつかの書類を準備する必要があります。「車の手続きって難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的には車の中に保管されている書類と、市役所や役場で手に入る書類を揃えるだけなので安心してください。 必要な書類が手元に揃っていないと、スムーズに引き取りや買い取りをしてもらえません。特にエンジンが壊れて動かない車は、長期間駐車場に置いておくだけでも邪魔になってしまうため、早めに書類を準備しておきましょう。 ワゴンRの買取・廃車に必要な基本書類 一般的な軽自動車の買取や廃車手続きで必要となる書類は以下の通りです。基本的にはこれらを揃えて業者に渡すだけで、面倒な陸運局での手続きは業者が代行してくれます。 自動車検査証(車検証):車のダッシュボードに入っている最も重要な書類です。 申請依頼書:手続きを業者に委任するための書類で、自身の認印を押印します。 自賠責保険証明書:車検証と一緒に保管されていることがほとんどです。 所有者の印鑑(認印で可):軽自動車の場合は実印ではなく認印で手続きが可能です。 リサイクル券(預託証明書):購入時にリサイクル料金を払ったことを証明する券です。 軽自動車は普通車と違って「印鑑証明書」が必須ではありません。認印で手続きができるため、書類集めのハードルはかなり低いと言えます。 名義が自分と違う場合や書類を失くしたときの準備 車検証を確認したときに、所有者の欄が自分ではなく「スズキ販売店」や「ローン会社」になっている場合は注意が必要です。残クレやローンがまだ残っているか、完済していても名義変更をしていない状態です。この場合、そのままでは売却できないため、ローン会社から「所有権解除」という書類を取り寄せる必要があります。 また、「車検証やリサイクル券を無くしてしまった!」という場合でも諦める必要はありません。車検証は管轄の軽自動車検査協会で再発行が可能ですし、リサイクル券はインターネットの「自動車リサイクルシステム」のサイトから「預託状況等」の画面を印刷すれば代用できます。困ったら自分で悩まず、買取業者の担当者に「車検証を失くした」と正直に相談すれば、再発行の手順を優しく教えてくれます。 事故・不動のときにやってはいけないNG行動 ワゴンRのエンジンから変な音がして動かなくなったり、事故で動けなくなったりしたとき、焦ってやってしまいがちな「NG行動」があります。知識がないまま間違った対応をしてしまうと、直るはずだった場所まで完全に壊れて修理費が跳ね上がったり、火災などの重大な事故につながったりして大変危険です。 自分なら先にこれを聞いてリスクを回避します。愛車が不動になった直後、パニックにならずに安全を確保するためにも、絶対にやってはいけない4つの行動をしっかり頭に入れておきましょう。 無理にエンジンをかけ直そうとするのは絶対にNG エンジンから「ガラガラ」と異音がして止まったあと、「もう一度かからないかな?」と何度もセルモーターを回して無理に始動しようとする人がいます。これは絶対にやってはいけません。タイミングチェーンがずれていたり、オイル不足でエンジン内部の金属が焼き付いている場合、無理に動かそうとするとエンジンブロック自体が突き破れ、完全に復元不可能な状態に破壊されます。 また、事故などで衝撃を受けた車の場合、配線が破れてショートしている危険性があります。その状態で無理に鍵を回したりスタートボタンを押したりして通電させると、火花が散ってガソリンに引火し、車両火災を引き起こす恐れがあり非常に危険です。動かなくなったら素直に鍵を抜き、二度とエンジンをかけないのが鉄則です。 長期間の放置や勝手な解体も損をする原因に 「どうすればいいかわからないから」と、動かないワゴンRを月極駐車場や自宅の庭に数ヶ月も放置するのもNGです。車は動かさなくても、所有しているだけで毎年の軽自動車税がかかり続けます。さらに、バッテリーが完全に上がってタイヤの空気も抜け、足回りがサビついて固着すると、引き取り用のレッカー車に乗せることすら難しくなり、余計な作業費用を取られることになります。 また、自分でパーツを売ろうとして無資格で車を解体するのも法律(自動車リサイクル法)で禁止されています。パーツを外した後の「ガラ(ゴミ)」だけが残ってしまうと、買取業者も引き取りを拒否するようになり、結果として処分費が高額になってしまいます。動かなくなったら何も触らず、そのままの状態でプロに査定を頼むのが最も損をしない方法です。 よくある質問(FAQ) Q1. エンジンが全くかからず、自宅ガレージから動かせないワゴンRでも買い取ってもらえますか? はい、問題なく買い取ってもらえます。事故車や不動車を扱う専門業者は、ワイヤーで車を引っ張り上げるウインチ機能がついた専用の積載車で引き取りに来てくれます。タイヤが回る状態であれば、エンジンがかからなくてもスタッフがスムーズに作業を行ってくれます。ガレージ前の道路が極端に狭い場合などは、事前にレッカー車が入れるか業者に伝えておくと安心です。 Q2. タイミングチェーンの故障で「修理費15万円」と言われました。査定費用や処分料は本当に0円ですか? 専門業者であれば、査定費用や廃車手続きの代行料、レッカー費用などを請求されることは基本的にありません。修理に15万円かかる状態であっても、ワゴンRはドアやライトなどの外装品、ミッション、触媒などのパーツ単体に価値があるため、処分料がかかるどころか買取金額として現金が手元に残るケースがほとんどです。不安な場合は「追加費用が一切かからないか」を契約前に確認しておきましょう。 Q3. ワゴンRの車検証を失くしてしまいましたが、動かない状態でも買取査定や引き取りは頼めますか? 車検証を紛失していても、買取や廃車の手続きを進めることは可能です。軽自動車検査協会で車検証の再発行手続きを行うか、業者に再発行の手続きを委任することで対応してもらえます。手続きには登録番号(ナンバープレートの番号)や、所有者の氏名・住所が必要になります。車検証がない場合でも諦めずに、まずは査定を申し込む際に「車検証を紛失している」と業者へ相談してみてください。
