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目次
デリカD:5の事故車・フレーム歪みで、処分費を払う前に確認すること
大きな事故を起こしてしまい、大切なデリカD:5のフレームが歪んでしまったときは誰しも目の前が真っ暗になります。なので「修復歴車どころか全損扱いと言われた」や「処分費用として10万円以上請求された」と落胆してしまいます。車体が激しく曲がり、真っ直ぐ走れない状態になると、多くの人は「もう鉄くずとしてお金を払って捨てるしかない」と思い込んでしまいます。
いま処分費の見積もりを目の前にして、そのまま払う気ですか。なのでここで一回止まって、冷静に自分の車の価値を見つめ直しましょう。デリカD:5という車は、世の中の一般的なミニバンとはまったく異なる頑丈な四輪駆動システムを持っています。ただし、たとえ車体の骨格(フレーム)が修復不可能なほど歪んでいても、車全体が価値ゼロになるわけではありません。
フレームが歪んでも価値が残る理由
デリカD:5が事故で全損になっても高値で取引される最大の理由は、四輪駆動を支える下回りの特殊なパーツにあります。というのは、この車には悪路を走るための強力なデフ(デファレンシャルギア)やタフなトランスミッション、電子制御4WDシステムなど、中古市場で非常に需要が高い高価な部品が凝縮されているからです。フレームが曲がっていても、車体の下にあるこれらの機械パーツが無傷であれば、それらを取り出して再利用する専門のルートが存在します。
また、海外市場ではデリカD:5の耐久性と走破性が極めて高く評価されています。なので日本国内では「事故車・フレーム歪み=廃車」と判定される状態でも、海外の整備技術であればフレームを修正して再利用したり、希少な部品取り車として高値で取引されたりします。つまり処分費用を支払うどころか、手元にお金が残る可能性が十分にあるのです。
処分を決める前にやるべき確認手順
ディーラーや一般の整備工場に「廃車費用がかかる」と言われたら、まずはその場ですぐに契約せず、事故車を専門に扱う買取業者に連絡を入れましょう。査定を依頼する際は、事故の状況とフレームが歪んでいることを正直に伝えた上で、下回りのパーツやエンジン、ミッションの状態を詳しくチェックしてもらいましょう。
正直なところ、知識のないままディーラーの言いなりで処分を進めてしまうのが一番の損になります。ただしフレームが歪んでいるからといって諦める必要はありません。なので、まずは事故車専門店に相談し、本当の残存価値を確かめることから始めましょう。
ディーラーと事故車専門店の費用・対応の比較
大きな事故でデリカD:5のフレームが曲がってしまうと、普段お世話になっているディーラーに相談するのが一番安心だと考える人が多いです。ただし事故車の処分や引き取りにおいて、ディーラーと事故車専門店とでは手元に残るお金や費用に大きな開きが出ます。なので損をしないためにも、まずは両者の対応の違いを正しく把握しておきましょう。
ディーラーは新車や状態の良い中古車を販売・整備する場所です。というのは、骨格部分にダメージがある事故車を自社で再利用する仕組みを持っていないからです。基本的には処分業者に外注することになるため、レッカー費用や廃車手続きの代行手数料といった費用がそのままオーナーへの請求額として跳ね返ってきます。なので処分費用として数万円以上を請求されるケースも珍しくありません。
一方で事故車を専門に扱う買取店は、潰れたフレームの奥にあるパーツの価値を見逃しません。というのは、デリカD:5のような強い四駆車は、エンジンやミッション、四輪駆動を制御するデフケースなどの下回りパーツが非常に頑丈だからです。たとえフレームが歪んで走行不能になっていても、内部の機械が無事であれば高値で取引されるルートを持っています。なので引き取りのレッカー代や面倒な手続き費用を無料にしつつ、車体そのものに買取価格をつけて提示することができます。
実際にかかる費用や手元に残るお金の目安を比較表にまとめました。なので処分費用を払う前に、どれくらいの差が出るのかを確認してみましょう。
| 比較項目 | ディーラーで処分した場合 | 事故車専門店で売却した場合 |
|---|---|---|
| レッカー引き取り費用 | 15,000円 〜 30,000円(自己負担) | 0円(無料対応が基本) |
| 廃車手続き代行手数料 | 10,000円 〜 20,000円(自己負担) | 0円(無料代行が基本) |
| 事故車の車両本体価格 | 0円(または処分料請求) | 50,000円 〜 350,000円以上(パーツ価値) |
| 最終的に手元に残るお金 | マイナス 25,000円 〜 50,000円 | プラス 50,000円 〜 350,000円以上 |
レッカー代・手数料・手元残高の比較表
| 費用・手元残高 | ディーラーに依頼した場合 | 事故車専門店に依頼した場合 |
|---|---|---|
| 引き取り(レッカー代) | 10,000円〜30,000円(自己負担) | 0円(無料引き取り) |
| 廃車手続き代行料 | 10,000円〜20,000円(自己負担) | 0円(無料代行) |
| 車体の買取り価格 | 0円(値段がつかない) | 50,000円〜400,000円(買取り) |
| 手元に残る最終金額 | マイナス20,000円〜50,000円 | プラス50,000円〜400,000円 |
レッカー移動を頼む時の手順と注意点
- 買取業者へ連絡し、現在の車の保管場所(保管場所の道幅など)を伝える
- 足回り(タイヤ)が転がる状態か、完全に固着しているかを伝える
- クレーン車や特殊な積載車が必要な場合でも無料か事前に確認する
戻ってくる3つの費用と計算の考え方
- 自動車税(種別割):排気量(2.0L〜2.4Lまたは2.2Lディゼル)に応じて払っている税金。4月〜翌3月までのうち、残りの月数が戻ります。
- 自動車重量税:車検時にまとめて払う税金。車検の残りが1か月以上ある場合に、永久抹消(解体)手続きを行うと戻ります。
- 自賠責保険料:すべての車が加入する強制保険。保険期間が1か月以上残っていれば、解約することで解約返戻金が戻ります。
廃車や売却で準備する基本的な書類
- 自動車検査証(車検証):原本が必要です。車内のダッシュボード内にあるケースに保管されていることがほとんどです。
- 印鑑登録証明書(印鑑証明):発行から3ヶ月以内のものを用意します。お住まいの市区町村の役所やコンビニで取得可能です。
- 実印:印鑑証明に登録されている印鑑です。譲渡書類などの重要書類に押印する際に使用します。
- 自賠責保険証明書:車検証と一緒に保管されていることが多い保険証書です。解約時の返金手続きに使います。
- 自動車税種別割納付済証:自動車税を正しく納めているか確認するための書類です。
- 委任状:業者に名義変更や廃車の手続きを代行してもらうための書類です。買取業者が用意してくれます。
- 譲渡証明書:車の所有権を業者に移すための書類です。こちらも買取業者のフォーマットに実印を押します。
- リサイクル券(預託証明書):購入時にリサイクル料金を支払っていることを証明する紙です。
