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ヴォクシーの事故車・不動で、処分費を払う前に確認すること
前側が大きく潰れてしまい、まったく動かなくなったヴォクシーが自宅の駐車場や契約駐車場に置かれたままだと、毎日目に入るたびに胃が痛くなるような思いがします。レッカー代として何万円も取られるのではないかと不安になります。なので、ディーラーに処分を頼んだら廃車費用として5万円から10万円かかりますと言われてしまうのではないかと、お金の心配が尽きないはずです。
ただし、いま処分費の見積もりを見て、そのまま言われた通りの金額を払おうとするのは危険です。というのは、動かない事故車のヴォクシーにお金を払って捨てるのは、ものすごくもったいない行為だからです。
なぜ動かなくても高値で取り引きされるのか
ヴォクシーは、日本国内だけでなく世界中で爆発的な人気を誇るファミリーカーです。なので、スライドドアのモーターやハイブリッド用のバッテリー、バンパー内部の補機類、さらにはシートやドアパネルといった外装・内装パーツまで、中古部品としての需要が海外で非常に高く存在します。
たとえフロント部分が激しく押し潰されてエンジンがかからない状態であっても、車体の後ろ半分や電子制御部品、足まわりの金属資源としては十分に価値が残っています。ただし、一般的な感覚ではただの鉄くずに見える状態でも、事故車を専門に扱うルートを通せば処分費ゼロどころか数十万円で買い取ってもらえるケースが珍しくありません。
処分を決める前にやるべき初期対応の手順
まずは冷静になって、現状の確認から始めましょう。無理に車を動かそうとせず、以下の3つの手順を順番に進めてみてください。
- 車検証と自賠責保険証が車内のグローブボックスにあるか確かめる
- 車の前後や側面の写真をスマホで数枚撮影しておく
- ディーラー以外の事故車専門買取店に写真で見積もりを依頼する
ここで一番やってはいけないのが、焦ってディーラーに処分をお願いしますと一任してしまうことです。自分でレッカー車を手配して高いお金を払う前に、まずは事故車を専門に買い取る店ならいくらで引き取ってくれるかを調べるのが、損をしないための絶対的な鉄則です。
ディーラーと事故車専門店の費用・対応の比較
事故で動かなくなったヴォクシーを片付けるとき、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが買ったお店や近所のディーラーです。ただし、事故車を処分するときにディーラーへ頼むのと、事故車を専門に扱う買取店に頼むのとでは、手元に残るお金に数十万円単位の大きな差が出ることがあります。
いま処分費の見積もりを見て、そのまま払うのは待ちましょう。なので、まずは両者の費用や対応の違いを、分かりやすい表で比べてみましょう。
費用と手元に残る金額の比較表
一般的に、フロント部分が大きく潰れて動かないヴォクシーを処分する場合、以下のような費用と買取金額の差が発生します。
| 比較項目 | ディーラーに頼んだ場合 | 事故車専門店に頼んだ場合 |
|---|---|---|
| レッカー引き取り費用 | 1万5,000円〜3万円(有料) | 0円(無料対応) |
| 廃車手続き代行手数料 | 1万円〜2万円(有料) | 0円(無料代行) |
| 車の買取価格 | 0円(または処分費用を請求される) | 5万円〜30万円で買い取り |
| 最終的に手元に残る金額 | マイナス3万円〜5万円(支払い) | プラス5万円〜30万円(もらえる) |
※事故の程度や年式、エンジンの状態によって金額は変動します。上記の表は支払いを保証するものではありません。
なぜこれほど金額に大きな差がつくのか
ディーラーは新しい車を売る場所です。なので、動かない車を解体して再利用するルートを持っていません。というのは、動かないヴォクシーを運ぶレッカー代や、陸運局で行う手続きの人件費を、そのままユーザーへ請求することになるからです。
ただし、事故車専門店は壊れた車から使える部品を取り出したり、海外へ輸出したりする専用のルートを持っています。ヴォクシーは海外でも絶大な人気を誇るミニバンです。なので、前側が押し潰されていても、シートやドア、リヤのパーツ、ハイブリッドの電装部品などが高値で取引されるため、処分費用を取るどころか買い取ることができます。
お店選びで損をしないための注意点
ディーラーに頼むと廃車費用として5万円かかりますと言われていた車が、専門店に相談しただけで15万円で買い取りますと言われるケースは珍しくありません。なので、お店の選び方が重要になります。
レッカー費用が無料になるか、名義変更の手数料がかからないかを事前にしっかり確認しましょう。見積もりに廃車手続代行料や車両引き取り料といった項目が入っている場合は、すぐに契約せず、事故車専門店へ写真を送って査定してもらうのが損をしないコツです。
戻ってくる税金・保険料の仕組み
自動車税は月割りで手元に戻る
事故で動かなくなったヴォクシーを処分するとき、すでに払った税金の一部が手元に戻ってくる仕組みがあります。その代表が毎年5月に払う自動車税です。自動車税は4月から翌年3月までの1年分をまとめて払っています。なので、年度の途中で車を使わなくなり抹消手続きを完了させると、残りの月数に応じたお金が返戻されます。
たとえば、ヴォクシーを9月に手続き完了させた場合、10月から翌3月までの6ヶ月分にあたる約22,500円が戻ってくる計算になります。ただし、ポイントは事故を起こした日ではなく手続きが完了した月で計算される点です。というのは、手続きが遅れると月割りで戻る金額がどんどん減ってしまうからで、動かない車を敷地に放置するのは損にしかなりません。
重量税と自賠責保険料も諦めない
車検を通すときにまとめて払う自動車重量税と自賠責保険料も、車を解体処分して手続きをすることで戻ってきます。重量税は車検の残りが1ヶ月以上ある場合に受給対象となります。なので、残りの車検期間に応じて月割りで返戻金が計算されます。ただし、ヴォクシーのようなミニバンは重量税の額も大きいため、車検が1年以上残っているなら数万円単位のお金が戻ってくることも珍しくありません。
自賠責保険についても、保険期間が残っていれば解約手続きを行うことで、未経過分の保険料が戻ります。というのは、こちらも解約申請を行った日を基準に月割りで計算されるからです。なので、車を動かせない状態になったらすぐに動きましょう。
戻ってくるお金の計算と受け取りの時期
| 税金・保険の種類 | 残期間の目安 | 手元に戻るお金の目安 |
|---|---|---|
| 自動車税(2.0L) | 残り6ヶ月 | 約 22,500 円 |
| 自動車重量税 | 残り12ヶ月 | 約 16,400 円 |
| 自賠責保険料 | 残り12ヶ月 | 約 8,000 円〜10,000 円 |
- 車検証(自動車検査証):お車の車台番号や所有者の名前が書かれた最重要書類です。
- 印鑑証明書:発行から3ヶ月以内のものを用意します(所有者本人のもの)。
- 実印:印鑑証明書と同じ柄のハンコを、譲渡書類や委任状に押印します。
- 自賠責保険証明書:事故時や廃車手続き時に保険の解約で必要になります。
- 自動車税の納税証明書:今年の税金が納められているか確認するために使用します。
- 委任状・譲渡証明書:買取店に手続きを代行してもらうための書類(お店側が用意してくれます)。
- リサイクル券(A・B券):リサイクル料金を支払い済みであることを証明する用紙です。
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