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目次
ヴォクシーの10万km超・過走行で、処分費を払う前に確認すること
10万kmを超えたヴォクシーに乗っていると、ディーラーの担当者から買い替えを勧められることがあります。というのは、走行距離が100000kmを超えていると値段をつけるのが難しいうえに、廃車の手数料や処分費がかかってしまうからです。ヴォクシーは大きな車ですし、長年家族の思い出を乗せて走ってきた愛車なので、お金を払って捨てるのは納得がいきません。
いま処分費の見積もりを出されて、そのまま払うのは非常にもったいない選択です。なので、絶対にそのままお金を払って引き取ってもらってはいけません。
なぜ10万kmを超えてもヴォクシーには価値が残るのか
トヨタのヴォクシーは、日本国内だけでなく世界中で圧倒的な人気を誇るミニバンです。特に2.0Lのガソリンエンジンや1.8Lハイブリッドシステムは耐久性が高いので、適切な整備さえされていれば20万kmや30万km走っても問題なく動き続けることで知られています。
国内では10万kmという数字がひとつの買い替え目安にされがちですが、海外では10万kmはまだまだこれから元気に走る状態として扱われます。ただしマレーシアやニュージーランドなどの諸国へ輸出するルートを持っている専門業者に持っていくと、走行距離が15万kmや20万kmを超えていても高値で買い取りされることがあります。
たとえ動かなくても「部品」としてのお金になる
仮にエンジンから異音がしていたり事故でボディが凹んでいたりして、車として再利用できない状態であっても心配はいりません。というのは、ヴォクシーは街中に走っている台数が非常に多いため、中古の補修パーツとしての需要が絶えないからです。
- スライドドアやフロントバンパーなどの外装パーツ
- ナビやエアコンパネルなどの内装電装品
- リチウムイオンバッテリーやハイブリッド関連部品
- 触媒(排気ガスをきれいにする部品)に含まれる貴金属
このように車全体の価値としてはゼロに見えても、分解してパーツごとに並べれば高値で取引される仕組みが出来上がっています。なので処分費用を請求されるどころか、しっかりとお金を受け取って手放すことができるのです。まずは「10万km超え=処分費がかかる」というディーラーの言葉を鵜呑みにせず、正しい専門店に相談することから始めましょう。
ディーラーと事故車専門店の費用・対応の比較
10万kmを超えたヴォクシーを処分するとき、どこに相談するかで手元に残るお金が大きく変わります。というのは、新車を買ったディーラーにそのまま引き取ってもらうか、廃車や事故車を専門に扱う買取店に頼むかによって、かかる費用と買い取り額のバランスが真逆になるからです。なので、処分費用を払うどころか手元にお金が残るケースも少なくありません。
ディーラーと事故車専門店で発生する費用や査定額がどのように違うのかを表にまとめました。ただし自分のヴォクシーが動かせない状態なのか走れる状態なのかを思い浮かべながら確認しましょう。
| 比較項目 | ディーラーでの処分 | 事故車・廃車専門店 |
|---|---|---|
| レッカー費用 | 1万5000円〜3万円(自己負担) | 無料(自社トラックで引取) |
| 廃車手続き代行料 | 1万円〜2万円(自己負担) | 無料(無料で名義変更) |
| 10万km超の車両価値 | 0円〜数万円(処分費と相殺) | 5万円〜30万円(買取額として支給) |
| 手元に残る最終金額 | マイナス〜ほぼ0円 | プラス5万円〜30万円 |
※上記は一般的な目安であり、年式や車体の状態、事故の程度によって金額は変動します。
ディーラー処分で費用がかかる理由
ディーラーは新車や中古車を売ることが本業です。なので、10万kmを超えて傷や凹みがあるヴォクシーが入ってくると、店舗に置いておく場所代や人件費が発生します。ただし自社で海外へ輸出するルートを持っていないため、オークションに回すか解体業者に引き渡すしかありません。
その結果、車を運ぶレッカー代や陸運局で行う書類の手続き費用を廃車手数料として見積もりに載せてきます。というのは、整備工場や店舗の利益を確保するために処分費用を請求せざるを得ない仕組みだからです。いま処分費の見積もりがあるなら、ここで一回止まって見積書の内訳を確かめましょう。
事故車専門店が10万km超でも高値をつけられる理由
一方で、廃車や過走行車を扱う専門店は、動かなくなったヴォクシーでも高く買い取ることができます。というのは、ヴォクシーに積まれているエンジンやスライドドアの部品、ハイブリッドバッテリーの金属資源は、世界中で非常に高い需要があるからです。ただし日本で10万km走っていても、海外ではまだまだ現役で走れるタフな車として人気があります。
専門業者は自前のレッカー車を所有しているため、動かない車でも無料で引き取りに来てくれます。なので、廃車の手続きもまとめて無料で代行してくれるため、余計な手数料が一切かかりません。業者は車体の部品価値から利益を得ているため、ユーザーへ買取金としてお金を支払うことができます。
戻ってくる税金・保険料の仕組み
廃車にすると戻ってくるお金の正体とは
走行距離が10万キロを超えたヴォクシーを処分するとき、多くの人が見落としがちなのが手元に戻ってくる税金や保険料の存在です。というのは、車を廃車にすると、すでに先払いしているお金の一部が月割りで戻ってくるからです。
お店で廃車手数料をいただきますと言われたとき、この戻ってくるお金の存在を知らないと損をしてしまいます。なので処分費用を払うどころか、税金が戻るだけでプラスになるケースも珍しくありません。
手元に戻ってくるお金は、主に以下の3種類があります。
- 自動車税(種別割):毎年4月に1年分を先払いしている税金
- 自動車重量税:車検をとるときにまとめて払っている税金
- 自賠責保険料:強制加入の保険で、車検期間に合わせて払っているお金
いくら戻る?計算の仕組みと金額の目安
戻ってくるお金の計算は、基本的に払った金額を契約月数で割って残りの月数をかけるという月割りの考え方でおこないます。たとえば車検を1年残した状態で廃車手続きを完了させた場合、約12か月分の重量税と自賠責保険料が手元に戻ってきます。
| 残りの期間 | 自動車税の目安 | 重量税の目安 | 自賠責の目安 | 合計ちゃんともらえるお金 |
|---|---|---|---|---|
| 残り12か月 | 約19,000円 | 約12,300円 | 約9,000円 | 約40,300円 |
| 残り6か月 | 約9,700円 | 約6,100円 | 約5,000円 | 約20,800円 |
| 残り3か月 | 約4,800円 | 約3,000円 | 約2,500円 | 約10,300円 |
お金が手元に入る時期と受け取りの注意点
- 自動車検査証(車検証):車の情報がすべて載っている最も大切な書類です
- 印鑑登録証明書(印鑑証明):発行から3ヶ月以内のものを用意します
- 実印:印鑑証明と同じ柄の印鑑で、申請書への押印に使います
- 自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書):有効期限が残っているか確認します
- 自動車税の納税証明書:今年度の税金をしっかり納めた証拠になる紙です
- 委任状:買取店に名義変更の手続きを代わりにやってもらうための書類です
- 譲渡証明書:車を次の所有者へ譲ったことを証明するための書類です
- リサイクル券(預託証明書):購入時にリサイクル料金を払った証明になります
ほかの比較
